鴨の旅と食日記

旅と食の日記

ベネチア1日目🇮🇹

朝7時頃、早速ベネチア本島へ!

日の出にはまだ1時間ほど。

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地域列車のチケットを買い、地域列車へ。

なんだか日本の駅と似ています。ホームからホテルがばっちり見えますね!良い立地と見慣れた名前に安心感があります。

 

遅れると有名なイタリアの鉄道ですが、ちゃんと定刻通りに来ました。

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そして日本企業の車体のようです。なるほど結構快適なわけだ。

 

電車で揺られること30分、ついにベネチア本島!

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本当に街中で船が走っている!美しい!

冬の曇り空ではありますが、やはり感動です。

 

ひとしきり撮影し満足したあと、サンマルコ広場へと向かいます。

これが一筋縄ではいかず、思った以上に迷路でした。

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一応案内板は出ているけど、矢印の方向が謎。

迷子になるのもベネチアの醍醐味といいますからね、景色を楽しみます。

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観光客っぽい家族についていったらその家族が迷子になり、運河に沿って歩いていけばいいかとなれば途中で道がなくなり……

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ついたのは朝の魚市

美しい建造物の中に、鮮魚がずらり。

匂いに誘われて鳥もやってきています。

 

一通り迷ったあと、やっと広場につきました。

 

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うーん、曇天。

今日は寺院の予約を取っていたので、予約者の列を探します。

ただそんなときに、待ったをかけるのが尿意。

生理現象には逆らえないのですが、ここはイタリア。トイレが少ない!

日本にいるとき事前にGoogleマップで目星はつけていましたが、広場周辺はノーマーク。

急いで探してみると、ありました!トイレ!有料だけど、あるだけマシです。

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日本円で200円ほどを支払って入場します。

 

イタリアのトイレは便座がないことが多く、一苦労することが多いのですがここはしっかりと便座がありました。

あと有料の場所は掃除もしっかりされていて良いですね。

 

広場に戻り寺院の予約列に並びます。

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寺院の向かって左扉が予約者の列で、右扉が当日入場の列でした。

当日入場はかなり並んでいたので、やはり予約は大事です。限られた旅行の時間、大切にしたいですね。

 

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中に入ると眩い空間が。

暗がりの中に照らされた金色が荘厳でした。

床のモザイクも美しい!

 

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近くの時計塔も、星座がついていて可愛いです⭐️

 

一通り広場を堪能したあとは、ベネチアングラスの本場であるムラーノ島へ向かいます!

 

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バポレットという水上バスで揺られること15分ほど。
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ムラーノ島に到着です!

昔、技術が流出しないようガラス職人がこのムラーノ島に集められて出られないようにしたんだとか。

アンティーク好きには外せないヴェネチアングラス。もれなく私もその1人。今日は絶対に手に入れるぞと意気込んでショッピング開始!

 

ガラスの土産がずらりと並ぶ通り。

一歩歩けばガラス、三歩歩けばガラスガラスガラス。

やはり色々見ていると、おそらく偽物なんだろうなと思うものが沢山。

ベネチア(ムラーノ)で作られていなければベネチアングラスではないので、Made inイタリーと書いてあっても疑ったほうが良いです。そういうのは大量生産品で、あたかもお土産!みたいな雰囲気を醸し出しています。

偽物に引っかからないように、事前にお目当てのお店を決めていたので、早速向かいます。

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Fiorefioreというお店に到着。

ガラス職人のおじさまが切り盛りしているお店で、店内にはガラス製の蝶がたくさん!店名もイタリア語で花々という意味なんだよと教えてもらいました💐

最初訪れたときは中間閉店時間だったらしく、電気も消えてて意気消沈していましたがお昼を過ぎたときには営業再開していたのでほっとしました😭

 

蝶のリングがどうしても欲しかったので、ぴったりサイズのものを探してあれでもないこれでもないとつけたりはめたり。

リング部分もガラスで出来ていて、おそらく号数はあまり決まってない。

職人さんも親切で、一緒に探してくれました。

そしてついにシンデレラフィットする運命の蝶が見つかりました!

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ミルフィオリの蝶です。

本当に美しい。

アンティークの勉強をしていたときに、本場のミルフィオリは絶対にほしいと思っていたので嬉しいな。

ベネチアの海や空のブルーと、私の好きなピンクパープルの組合わせがたまらないです!

 

心躍りつつ店をでると、ムラーノのにゃんこが。

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通りすがりのワンコにびっくりするにゃんこ。

絵になりますね。

 

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鳩も絵になる。

曇り空もいつしか晴れになり、美しいベネチアが目の前に!

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美しい海と空。

 

目の前に広がる青色にうっとりしながら、ガラス美術館へ。

 

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昔の作品やガラスの一覧表など、見応えがあるものがずらりと並んでいました。好きな人にはたまりませんね。


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ミルフィオリの小さなガラスたちも。

 

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帰りはタコ?がお見送り。

これもガラスです。

 

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次に向かったのは、Wave Murano Glass 。

ここでは実際に職人さんがガラス製品を作る様子を観ることができます。

 

目の前で憧れのベネチアングラスが作られていく!

伸ばしたり転がしたり拡げたり。

熱の塊からひとつの作品として生まれるまでの一部始終が美しく、煌々と光るガラスをぼんやりと見つめるのは心の栄養になります。

あれ、またまたにゃんこが!

とてとてと職人さんの横を通り、

椅子にジャンプ!

その椅子は職人さん用ではなくにゃんこ用だったのね。

 

目の前で見たからには同じものがほしい!と思ってしまうのはよくあること。

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しっかり購入!

ベースのカラーも7種類くらいはあるし、それぞれに個体差があって。

たくさん迷って白ベースの子に🤍

白砂糖のようでとても美しい。ちょっと使うのは勿体無いので、今のところ食器棚で眠り姫になってもらっています。

 

 

ムラーノ島で遊び尽くしたので、本島に戻ります。

船からの景色が美しい。このときまだ4時くらいですが、太陽は日の入りの準備をしていました。

本島に戻りました。

美しさにため息。絵画みたいです。

夜が近いですね。

 

夜のベネチア出やりたいことといえば、バーカロ巡りです。

イタリアではアペリティーヴォと言って、お食事の前にお酒を飲む習慣があります。

そこで、バーカロという軽食とお酒が飲めるお店に通います。

長く居座る場所ではないので、1杯飲んだら次の店へと向かいます。

まず最初に向かったのが、よくガイドブックに載っているドモーリ。

あいにく閉まっていました。人の気配もなく、中間閉店でも無さそう。

1時間くらい待ってみましたが、駄目でした😭

出鼻を挫かれてしまった……と気落ちしながら、次のバーカロへと向かいます。

せっかくなら道中にある評価良さそうなところに入ってみるかとGoogleマップで検索。良さげなお店があったので、向かうことに。

途中、トラゲットに乗ります。

大きい運河にはあまり橋がかかっておらず、トラゲットという乗合渡し舟で対岸に渡ります。2ユーロでゴンドラ気分を味わえとてもお得です。

運良くサンセットのタイミングだったので、幻想的な世界が広がっていました。

 

2分ほどで対岸につき、目的地へ。

日も完全に落ちて、閑静な水路脇に人集りが。

vinoveroというお店。

中に入るとすごい人!

チケッティ(おつまみ)も色とりどりで可愛い!

チケッティは注文すると、鉄板で焼き直してくれるので嬉しい。

 

すごい人混みですが、負けないぞ!という気持ちでカウンターでオーダー。

ワインはベネチアに来たら飲みたかったプロセッコという発泡白ワインを、チケッティはとりあえず美味しそうなやつを指差しで。

無事にオーダーできました!見た目もきれいです♥

もうこれが美味しすぎて感動!

プロセッコはキンキンに冷えてて最高。

チケッティは生ハムの下にかぼちゃのペースト、花びらが乗ったチーズの下に甘い玉ねぎ。だと思う!

それがもうほっぺが落ちるくらい美味しくて、プロセッコとの相性も抜群。

思い出すだけで涎が出そうです。ベネチアで一番美味しかった食事です。ああ、また行きたい。

ドモーリにはいけなかったものの、嬉しい出会いがあったので悔い無し!

 

2軒目はCantina Vecia Carbonera

ミートコロッケがさくさくで美味しかった!

お酒はそんなに強くないので、ノンアルです。ジンジャリーノというスプリッツァを飲んでいる気分になれるようなドリンクです。大体のお店にはクロディーノかジンジャリーノというノンアルが用意してあるので、アルコール苦手な人も充分バーカロ巡りが楽しめますよ!

 

3軒目は da Luca e Fred

ここのバーカロはパスタもいただけるのですが、今回はアペリティーヴォが目的地なのでチケッティを。

ドリンクはノンアルのクロディーノです。

ジンジャリーノと味はほぼ一緒。

ここのナスフリットが美味しかった!間にハムも挟まっていていいアクセント。

お店の雰囲気も可愛いです。

 

中席が少ないので、外で食べなくてはいけないこともあるようです。

 

バーカロ巡りとても楽しかったです!

1軒目は人混みがすごくてハードルは高めですが、2、3軒目は割とゆったりとしていてオススメです。でも味は1軒目がダントツで美味しかった!

 

遊び尽くしても時間は18時半。

日本だったらまだまだ遊べる時間ですが、女の一人旅には自衛が必要なのでそろそろ帰路につきます。

 

道中、明日の朝ごはん用にイタリアっぽい甘いパンを購入。

(Frittelle alla venezianaというカーニバルのお菓子だそうです。レーズンとか入っていて美味しいドーナツでした)

パン屋の紙袋を持ちながら、サンタルチア駅へ。

 

電光掲示板で帰りの電車のホーム発表を待ちます。

発表されたのは1Nホーム。

Nとは?となりながら、人が流れていく方へついていくと

1ホームの奥にありました。

電車に乗り込みます。

電車に揺られて30分、ホテルに到着です。

景色が田舎で着いた瞬間ほっとしました。

夜の電車は緊張しましたが、特に問題もなく平和な車内でした。油断は禁物なので眠ってはいけませんが。

 

3日目はロミオとジュリエットの聖地、ベローナに行きます!